ばね指(弾発指)は治るのか 2

ばね指の第2弾です。前回では ばね指は治せる というお話でした、軽いばね指のね。

今回は手術も念頭に置いてた ばね指が治る というお話です。

鍼灸うえだに一本の電話「先生、そちらでばね指って治せるんですか?」この電話からはじまりました。

「はい、治せると思いますけど。」「先に整体院に半年通ったけど治らなくて手術も考えています。」最初そんな会話でした。とりあえず来院していただきました。40歳 男性。工場勤務。右親指に力を入れると痛い。ペットボトルも開けられないし ドアノブも動かせない そんな感じでした。鍼灸うえだには 手が痛いとか腫れる 時に使うツボがありまして そこを圧してみるとやはり痛い。そこに吸い玉をすると でるわでるわ大出血サービスです。初回 患者さんは指を動かすと「1回でこんなに症状に変化があるの、少し動かせる」てなことを言われていました。

結局 2月に初来院されて9月まで月2回ペースで来られて先月9月に卒業されました。その間ずっと親指を使う仕事はしなければならず、使いもっての治療でした。

治療の際に 局所(悪いところ)をすることが多いと思うのですが、長年鍼灸をしていると 局所のみの治療では早く、スッキリ良くなることは少ないと思います。局所プラス本命の悪いところにアプローチしていくと早く症状の改善が見込めます。今回のばね指は結構症状がきつかったですが良くなられてよかったです。

(この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています) 

ばね指は治るのか 1

今回のお話は「弾発指」です。曲げた指を広げるときスムーズ動かせず、ばねのような動きをすることから「ばね指」と言われていますね。一度 ばね指になってしまうとなかなか治らない。さて鍼灸で治るのか、請うご期待!

今日にお話は 軽いばね指のお話。40代半ばの女性、4か月前くらいからばね指らしい症状に悩んでいたそうです。(一応鍼灸うえだの患者さんなのですが・・・)

 いつか治る、いつか治ると思っていて時間が経っていったと。今接客業をしているがいずれ物も持てなくなってしまうかもという不安から来院されました。結構こういう患者んって多いんですよね。症状を診て「仕事は続けられますよ、言うとおりにしたらね」と即答。「家で毎日マッサージをしてください。局所はマッサージをしたらいいから。ただマッサージだけでは治らない、なぜなら根本的に悪いところがあります。そこは背中なので自分ではできない。なので たまに鍼灸治療に来てください。」

ばね指2回目の治療。だいぶスムーズに指が動き 指がカックンとはならず痛みのほぼないとのこと。マッサージがうまくいっているようで経過は良いよう。

「身体のどこかが悪いのは悪くなる原因があるから」これが 私の持論です。

辛い毎日を我慢するより一度 鍼灸を試してみたらと思います。

今回は治療内容を説明しにくかったのでほんわか書いてみました。

ばね指は治るのか 2 に続く

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治療の視点を変えた患者さん

今年 2023年のゴールデンウィーク前に来院した患者さんは私の治療人生を変えたといってもいい患者さんでした。

それくらい治療スタイルが変わってしまったのです。

その患者さんは 鍼灸うえだの常連さんです。ただ違ったのはいつもと違う症状の訴え。誤って側溝に左足がハマった。なので足が痛い という訴え。ハイハイ腰を痛めたのね と思っていると「先生、右の足が痛い」側溝に落ちたの左やから左が痛いんとちゃう。「いえいえ右です、それにうつ向けで寝るともっと痛い」そこからうつ向きで寝ると痛いとかでなかなか治療が進まない。側溝に落ちたということは腰に衝撃がありそれが原因と 三稜鍼を持ち出して吸い玉(鍼灸用語では刺絡)をするのだがスカッと良くならない。寝てて痛いからと結局イスに座って治療した。不完全のまま治療を終了し 次回もまた不完全状態。治らないことに悶々としていて色々考えた結果、この患者さんは腰ではなく骨盤自体を打ったのではないかと仮説した。そこで色々研究して 骨盤のゆがみをとる鍼の仕方をみつけた。3回目その患者さんも一応 前2回の治療が功を奏してかうつ向きになれるという。うつ向きになってもらって骨盤のゆがみを治す鍼をすると 患者さん 楽になったと帰っていきました。

鍼灸で骨盤のゆがみは治るんです。

珍しく治療に悩みましたが この骨盤のゆがみを治す治療をすると 今までと違って腰の様子が違うようです。

身体を診る視点を変えるきっかけになった患者さんのお話でした。

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巻き爪って鍼灸で治るって知ってますか?

 久々のブログです。以前 症例をブログにあげるといっていたのに、いろいろあり立ち消えていました。
 心機一転 10月1日より貯めていた症例をあげていき 鍼灸の良さを知っていただきたいと思います。


 巻き爪って痛いですよね。巻き爪になった人にしかわかりませんが、ちょっと親指に力を入れただけでも痛いです。巻き爪は皮膚科に行くんですよ。巻き爪になるとこれ以上爪が巻いて皮膚に食い込まないよう爪に穴を開けて金属を通し爪を広げるんです。私からすると見るからに痛々しい感じです。 でもこの巻き爪は鍼灸で良くなるって知っていました?知る人ぞ知るといった感じですが・・・。巻き爪を治す方法があるか 色々調べましたがネットでも出ていませんでした。先に紹介した皮膚科の治療もこれ以上悪化しないだけのものでして・・・。

 やはり先人の知恵はすごいというか、実は鍼灸学校1年生のときに 経穴(ツボ)の授業の時先生が ここは巻爪に効くぞ というのを覚えていたのです。鍼灸学校の先生はみんな治療院を持っていまして、自分の臨床ネタを披露してもらっていました。鍼灸うえだで患者さんに「巻爪どうかならん?」と尋ねられた際に 「鍼灸学校で習った事があるけど試してみる?」自信無さげに試してみたところ、2回で効果が出て痛くなくなったととのこと。他の患者さんも試してみたところ効果抜群です。さあこの巻き爪に効くツボは 巻いている爪の角(爪の付け根)のところ2か所に 台座灸(せんねん灸みたいなやつ)を1壮据えるだけです。それだけで巻き爪は良くなります。

  鍼灸うえだの家伝の灸にしようかと思ったのですが、私自身 患者さんが巻き爪で装具を付けている姿を思うだけで耐えられないのでネットにもあがっていないので世に知らしめたらと思い 今回の記事にしました。 巻き爪で困っている方がいたら一度ためしてみてください。

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顔面ヘルペス後の痛み 治りました

ヘルペス、帯状疱疹ともいわれ 水疱瘡の原因ウイルスにより発症します。
幼少期に水ぼうそうを引き起こした後、いったんは不活化して神経節に潜伏します。 加齢やストレスなどの理由で免疫力が低下すると、帯状疱疹として発症します。 難しい話は置いといて、最終的には神経痛になるんです。ピリピリと痛い、神経痛。厄介なのは帯状疱疹後は皮膚もきれいに治っていくので 人知れず 神経痛が痛い。

今回は顔面に帯状疱疹になられた50代女性。7月後半に発症。顔面部・頭部にピリピリと神経痛を感じる。鍼灸うえだに問い合わせのお電話がありました。私も「30年以上鍼灸をしているけど顔面部はしたことがないので良くなるかは何とも言えない。ただ最近は美容鍼なるものがあるのでそれで顔面部に鍼を打っていくとましになるかも。」と返事をしました。そして来院。提案として帯状疱疹は身体の体調や弱りのときにでるものなので顔面部の痛みだけでなく全身治療も併せて行おうと。顔面・頭部に美容鍼をするとピリピリする痛みがなくなるとのこと。 鍼灸が初めてにもかかわらず気持ちが良かったとのことでした。「じゃあ、また痛みがきつくなったら来ます。」と患者さん。「いや、この鍼がよく効いたなら続けて来てください、週2回で。帯状疱疹後は症状固定になって変化がしにくくなるより変化しやすい今が治すときです。」と説得。結局7回の治療で本人曰く「治った!」本当に良かったです。

他の患者さんのお話ですが コロナワクチン接種後 帯状疱疹になられる方が多いのだそう。ワクチン接種後少ししんどくなったというときに発症するんだそうです。

皆さん、気を付けましょう。

鍼灸で抵抗力は付く?

「鍼灸で抵抗力がつくんだ」みたいな話が以前よりされますが、なかなか抵抗力自体、数値で測れないものなのでわからないですよね。

今回は「やっぱり付くんだ~。」というお話です。

新型コロナ真っ只中(オミクロン株)、PCR検査陽性になった20歳の女の子。その子には両親と弟君がいます。自宅待機になった女の子。女の子のお家はそう部屋数もない。勿論トイレなんかは共有。お父さんは別の部屋で寝てたそうです。お母さんと弟君は部屋をカーテンで仕切り、女の子と共有したそうです。

ここで問題。後日PCR検査で陽性になったのは誰でしょう?答えは「お父さん」だったそうです。部屋が一緒だったお母さんと弟君は陰性。それはなぜなのか!

お母さんと弟君は毎週 鍼灸に通っていたのです。(鍼灸うえだ に)お母さんが「今までわからんかったけど やっぱり鍼灸って抵抗力つくんやね~。」と一言。私も同感でした。

インフルエンザを例に挙げると 当院に通ってて インフルエンザに罹ったという人は思い出すに聞いたことがありません。やはり鍼灸によって抵抗力がつく 身体の疲れをとっていくのでそういったものに罹りにくいのかもしれません。   ちなみに当院では 頭から足の先まで診て1時間かけて施術しております。

急に昼と夜の温度差が出てきたころです。体調管理に鍼灸はいかがですか?

脊柱管狭窄症を治療する

今回のテーマは「脊柱管狭窄症」です。以前に脊柱管狭窄症を治療するには「刺絡」が良いというブログを書きました。その後また「脊柱管狭窄症」の患者さんを治療する機会がありましたので そのお話をしましょう。

男性73歳 脊柱管狭窄症を3年前に手術 本人曰く 手術後に腰痛、手術した方の足(左足)の痺れ 膝から下が熱くなる
歩きにくい といった症状で来院。来院して患者さんをみるとチョコチョコ歩き、こんな歩き方しかできないと云われる。
本人もだいぶ上記の症状で困っているようなので「脊柱管狭窄症には刺絡が良いと思うが」と説明。はり灸が初めてだったことと「刺絡」は抵抗があるのではと考えて充分な説明をし、「先生にお任せします」とのこと。ということで治療をしました。全身治療を行いましたが腰部は「刺絡」です。鍼灸うえだでは初診2時間治療でしたが患者さん本人「治療後症状の変化はない」とのこと。治療後「先生!幾らですか?」と患者さん。「oooo円です。(お値段は診療案内で確認してください)」というとその患者さんは小走りに奥さんの元へ。エっ走ってるって感じでしたが、本人は気が付かずそのまま治療院を後にされました。次回来院時には歩きがいい、チョコチョコ歩きでは無くなっている、それは本人も認めていました。

この患者さんの大きな悩みは「足が熱くなる」ということなのです。来院された時期が11月末。いくら大阪といえど暖房器具がいる。特に寝ているときに電気敷き毛布をすると手術した側の左足だけ熱くなる、これで寝ていられなくなり起きてしまう。やはり足を出すと寒い これが困るとのことでした。
来院されて3回まではその「熱い」も変わらず毎回のように「先生!変わらへん」と云われていました。それまでは触診して「ココ!」という処に「刺絡」をしていましたが、同じことをやっててもしょうがないと思い 患者さんの「熱い」という処のデルマトームから仙椎1(S1)だろうと仮定して「刺絡」をしました。次の来院時には「先生、だいぶ熱い範囲が減ってきた」と云われました。自分の触診だけでなくいろいろな知識を駆使して患者さんに臨まないと治療できないと痛感しました。ちなみにその患者さんは耳鳴りもあり一緒に治療していましたが、その耳鳴りはいっこうに良くならず、耳鳴りがきつくなる時があるとのことで脊柱管狭窄症の治療の途中でしたが来院が無くなりました。

脊柱管狭窄症は「刺絡」ということが完治したわけではありませんが、またまた症状改善ということで自信をもって治療していきたいと思っています。
  

手根管症候群は鍼灸で治る

今回のテーマは「手根管症候群」です。
手根管症候群といえばなってしまったら、もう手術しかないと考えてしまいます。実際、私も手根管症候群なんて鍼灸では治せないものだと思っていました。今まで鍼灸をしている中 手根管症候群で手術された方を何人も見ています。その方たちも予後は大変らしいとの話も聞きます。

昨年はずっと「手の痛み」について研究していましたが、それによって手根管症候群も治るのではないかとという風に思うようになりました。手の痛みが治るのです。勿論 鍼灸治療によってです。そうなると何故手根管症候群になるのかという疑問が湧いてきます。ざっくばらんに言うと「使い過ぎ」ということになります。昨今は忙しく手をよく使うなんて日常茶飯事のこと。そしたら日本人みんな手根管症候群にならないといけません。でもそうでないとしたら何か理由があるのでしょう。わかりやすく言うと、それは手 特に手首辺りに関係する場所に疲れが溜まりきっていてそれが手首を腫らし手根管症候群の症状を出しているということです。

現在 鍼灸うえだでは手根管症候群と診断された方が3名来院されています。治療後は症状も軽減されています。現状完治には至っていませんが3名とも改善がありますので鍼灸治療は期待が持てると思います。

今回のブログは今までと違って一連の患者さんストーリー(実際の話)ではなく「できる」とだけ紹介していますが長期の研究の成果なのでツボ名や身体のどこであるかということは伏せさせていただきます。

身体にはツボとは違ったそこに対応する場所が存在するように思われます。最近はそれを使うといとも簡単に患者さんの痛み、可動域など解消できるようになりました。もう少し研究していきます。

変形性膝関節症に鍼灸を。

 今回のテーマは「変形性膝関節症」です。膝の悪い人って意外と多いんです。ここ最近は患者さんが「膝痛い」とかいわれるんですが、腰の治療をすると改善するケースが多く何事も腰だなと思っていた矢先、変形性膝関節症の患者さんが来院されました。以前はよく治療していましたが、最近めっきりと減っていたので半分ドキドキものでした。

 49歳、女性。半年前から右膝に鈍痛が出てきた。2ヵ月前より刺すような痛みに変わってきた。1時間くらい歩くと痛む。右膝が曲げられない、と症状。膝自身も腫れており明らかに腰だけの治療では無理。ということで膝周囲に鍼をする。そうそうこの患者さん鍼初心者なので鍼が痛くないよう気を付けて鍼を打つ。幸い鍼は痛く感じないとのこと。
 次に腰を触診。やはり腰も悪いように思うが患者さんは腰は何ともないと言う。腰にも鍼を打ちました。(腰のツボはいりくんでるので割愛します)
 治療後 患者さん曰く「見た目膝の腫れが治療前と後では違う、腫れが引いてる。痛みもマシ。」ということでした。
1週間後来院され「4日間は全然痛くなかったが、その後段々と痛くなってきた。」「整形外科で水を抜いたこともあるが、それより治療後の感じが良い。」ということでした。まだまだ腫れているんですけどね。

変形性膝関節症の治療についてはまだまだ自分の中でうまくいっていないのでいろいろ勉強してこの患者さんが早く治るよう頑張りたいと思います。一応マシになって良かったですけど。
この患者さんが良くなったらまたブログにて報告します。

足が踏ん張れない。

 今回のテーマは「足が踏ん張れない」です。自分自身 踏ん張れないという体験がないので、治せるかな~という感じでしたが何とかうまくいったようです。その詳細とは・・・。

63歳 男性。ある日急に左半身の温度差がわからなくなったとのこと。お風呂に入っても右と左では温度差が違うことに気が付いた。しかしながらこの温度差がわからないことは数日で良くなった。2ヶ月後から左足が踏ん張れなくなったという。MRI検査しても異常無し。整骨院に通ってみるがいっこうに変化なし。左足の踵がおかしい、お風呂に入ると少しマシになる。こんな症状をもって 鍼灸うえだに来院された。
 問診や患者さんの話を聞いていると 「風呂に入ると少しマシ」をキーワードに 多分鍼灸治療で改善するのではないかと思いました。鍼灸も治療することによって身体の循環が良くなるので道理は一緒、多分血液循環が悪いのだろうという考え。鍼灸特にお灸系を増やして治療したら何とかなるかなという発想でした。鍼灸ではいかに患者さんの悪いところを見つけるかいうか悪いところがわかるかがカギとなってきます。
 足の左右差を診ると明らかに左側が冷たく重く感じる。足のふくらはぎ、ふとももと触っていくと左側は全体的に冷たい,重い。これは足ではなく腰であろう診ていくとやはり左の腰に反応点あり。もちろん患者さん本人は腰など痛くないもんだから、話にも出て来ない。だから通っていた整骨院でも腰の治療はしてもらっていない。
 しかしながら一番の重要ポイントは「腰」。腰、足に鍼とお灸をすると治療直後から「足が踏ん張れる、踵も気にならない」と意気揚々お帰りになりました。

 鍼灸の診方として もちろん触って治療ポイントを探すは当たり前ですが、冷えてるとか腫れてるとか触診でしかわかりえない情報を通して治療していきます。東洋医学は西洋医学とはまた違った視点から患者さんを診ていきます。現状に満足されていない方は鍼灸院に足を運んでみてはいかがですか?