車に乗ってないのに 車酔いのような患者さん

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今日のお話は「車に乗っていないのに 車酔い のような患者さん」です。

今週の患者さんです。久々に来られた患者さん 「しんどい」とのこと。どんな調子ですか と尋ねると「更年期のせいかしんどい。めまいのような気がする。」と何だか意味不明。患者さんもしんどいのかあまり説明する意欲もなし・・・・。いやいや、めまいならめまいでしょ。ような気がするっておかしいでしょって感じですけど。この時点で これはアレだな とは思いました。(阪神タイガースの アレではないですよ)

 座っているのもしんどそうなので ベッドで仰向けで寝てもらいました。お腹を診るとガスでいっぱい。特にみぞおち辺りにガスが多いと気分が悪い、戻しそうになる感じになるんです。なので アレというのはガスのせいだなとわかっていたんです。すぐさま 足の三里穴(胃の働きが良くなる)と三陰交穴(下腹の働きを良くする)ツボに鍼をしました。少し鍼を刺した状態でいると みぞおち付近のガスが少し下に降りていく感じでした。鍼灸うえだのブログにも書いていますが めっちゃ悪阻のきつい患者さんの時も同じようにして改善したことがあります。

少し落ち着いたところで今度はうつ向き 頚 肩 肩甲骨あたり 腰と鍼とお灸をして ベッドから起きたところで患者さんは 車酔い、しんどいのが改善していました。翌日はもっと楽になったとのことでした。 

 この時期 大なり小なり このような患者さんは多いです。一つは夏の疲れ。今年は例年以上暑かったので 冷たい物の摂取が多かったから。あと 足が冷えるとこのような状態になり易いです。先ほど出てきた 三陰交穴は 足首の 少し上にあるのでそのあたりが冷えるとダメです。少し長めの靴下をはくことを勧めます。

 お腹のガスのせいで 体調が悪くなることって多いんですよ。お腹は 食べられる、便が出る に加えてガスが出る この3つが重要と考えます。この時期 この患者みたいになり易いので気を付けてください。

   (この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています) 

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