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外反母趾の原因は何なのか 一考察

今回のお話は「外反母趾の原因は何なのか」というお話です。一考察ということで私なりの考えを述べていこうと思います。鍼灸に外反母趾など関係ないように思われますが、鍼灸で患者さんの愁訴を治すというのがライフワークになっていまして、もう10年以上外反母趾について考えています。鍼灸うえだのブログにも関連記事を載せています。

 一考察として現在こうすれば外反母趾は治るのではないかというお話です。勿論変形した親指が元に戻るわけでもありませんが、これ以上症状の悪化にはならないとということです。

 今までブログにも患者さんにも原因は歩き方にあると思い説明してきました。外反母趾の患者さんって基本的に後ろの足で地面を蹴って歩くってことがないんですよね。簡単に言うとペンギンにような歩き方だと思います。これを地面を蹴って歩けば外反母趾が改善されると考えていました。ところが 患者さんのある一言で尾の考えが変わったのです。その一言とは「先生!どう歩いたらいいの?」という言葉でした。

 その患者は70歳過ぎの女性。肩こりで来院されたのですが、その女性外反母趾。それも足の親指が2番目の指に乗っかっているくらい小指の方に向いている。いつも「先生 外反母趾大丈夫?」と訊かれる。「大丈夫じゃないけど、いつものように歩き方気を付けようね」と返したところ 先の「先生! どう歩いたらいいの?」になったのです。私は素直に「えっ 歩き方わからへんの」と思ってしましました。そして なぜこの女性はそんなことを言ったのか、なぜなのか 謎でした。ずーっと考えていてある答えが見つかりました。それは「歩き方がわからない」ではなく「その歩き方ができない」のではないかということ。後ろ足で地面を蹴るといった動作がとれないこと これが原因なんだと思います。

 結果的な何なのか 足関節が固まって自由に動かすことができないということなのです。つまり足関節を鍼灸で柔らかくしてあげれば地面を蹴ることができ 最終的には外反母趾が改善するということです。

外反母趾の患者さんに足関節治療をしているのですが まだ顕著な改善には至っていません。(外反母趾痛いという患者が来れば症例になっていいのですが。鍼灸上田の患者さんはだいぶ変形も進んでる方が多いので) 

 患者さんの一言で 色々考える内容でした。

  (この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています)

車に乗ってないのに 車酔いのような患者さん

今日のお話は「車に乗っていないのに 車酔い のような患者さん」です。

今週の患者さんです。久々に来られた患者さん 「しんどい」とのこと。どんな調子ですか と尋ねると「更年期のせいかしんどい。めまいのような気がする。」と何だか意味不明。患者さんもしんどいのかあまり説明する意欲もなし・・・・。いやいや、めまいならめまいでしょ。ような気がするっておかしいでしょって感じですけど。この時点で これはアレだな とは思いました。(阪神タイガースの アレではないですよ)

 座っているのもしんどそうなので ベッドで仰向けで寝てもらいました。お腹を診るとガスでいっぱい。特にみぞおち辺りにガスが多いと気分が悪い、戻しそうになる感じになるんです。なので アレというのはガスのせいだなとわかっていたんです。すぐさま 足の三里穴(胃の働きが良くなる)と三陰交穴(下腹の働きを良くする)ツボに鍼をしました。少し鍼を刺した状態でいると みぞおち付近のガスが少し下に降りていく感じでした。鍼灸うえだのブログにも書いていますが めっちゃ悪阻のきつい患者さんの時も同じようにして改善したことがあります。

少し落ち着いたところで今度はうつ向き 頚 肩 肩甲骨あたり 腰と鍼とお灸をして ベッドから起きたところで患者さんは 車酔い、しんどいのが改善していました。翌日はもっと楽になったとのことでした。 

 この時期 大なり小なり このような患者さんは多いです。一つは夏の疲れ。今年は例年以上暑かったので 冷たい物の摂取が多かったから。あと 足が冷えるとこのような状態になり易いです。先ほど出てきた 三陰交穴は 足首の 少し上にあるのでそのあたりが冷えるとダメです。少し長めの靴下をはくことを勧めます。

 お腹のガスのせいで 体調が悪くなることって多いんですよ。お腹は 食べられる、便が出る に加えてガスが出る この3つが重要と考えます。この時期 この患者みたいになり易いので気を付けてください。

   (この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています) 

治療の2匹目のドジョウはいた。

今回は「治療の2匹目のドジョウはいた」というお話です。

2匹目のドジョウでわかるように 同じことをやってうまくいったということですね。では・・・。

 鍼灸うえだに 久々の患者さんが来院された。その患者さん(女性)は交通事故(運転していて)腰を打ったとのこと。ちなみに 交通事故も鍼灸で良くなるんですよ~。治療は済んでちょっとした雑談タイム。「うちの主人が腰から下 足の方がほってて(熱くなって)困るって言うんです。そんなんってどうなんですか?先生わかります?」とのこと。こちらとしては以前治療したことがあるので「そんな患者さんいるんですよ、うちでも治療したことがあって、吸い玉したら良くなりましたよ。」と伝えると早速 ご主人来院されました。ご主人曰く「今まで医療機関とかに説明するけど理解してもらえない」とのことでした。初めて聞いたら 足が何もしなくても ずーっとほってている なんて言われてもそんなことあるのかぐらいにしか思わないし、信じがたいですよね。

 以前治療したことを伝え身体、特に腰を診ていると 毫鍼(鍼で刺す)でいけそう。当院は腰のゆがみをとる特別な方法もあるので 毫鍼でいざ挑戦。ひとしきり鍼をして「どうですか?」先生 「変わりません」あちゃ~、最初 前にやったことがあるからと自分自身でハードルを上げているのでどうしたものか。毫鍼が無理なら三稜鍼(吸い玉)でと、前に直した患者さんに使ったあたりのツボを使って吸い玉をする。

 すると 特有のドロッとした血液が出てくる、この症状にはやっぱり吸い玉かと思い自分の未熟さにガックリ。触診しつつ これくらいというところで もう一度患者さんに「どうですか?」患者さんの答えは「先生、熱いのましになっています。」良かった~!鍼灸治療において2匹目のドジョウは存在することがわかりました。

 現在も患者さんは来院していただいていて「以前だったらこの症状とずっと付き合うことは苦痛で手術で良くなるのであれば手術したいと思っていたが 今はこの程度であれば付き合っていけるということでした。段々と良くなっているとのことでした。 何回か浮気心をだして 毫鍼のみで治療しましたが 毫鍼のみを続けると段々ほてるのが強くなるとのことでした。この症状には吸い玉なんでしょうね。

(この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています)

ばね指(弾発指)は治るのか 2

ばね指の第2弾です。前回では ばね指は治せる というお話でした、軽いばね指のね。

今回は手術も念頭に置いてた ばね指が治る というお話です。

鍼灸うえだに一本の電話「先生、そちらでばね指って治せるんですか?」この電話からはじまりました。

「はい、治せると思いますけど。」「先に整体院に半年通ったけど治らなくて手術も考えています。」最初そんな会話でした。とりあえず来院していただきました。40歳 男性。工場勤務。右親指に力を入れると痛い。ペットボトルも開けられないし ドアノブも動かせない そんな感じでした。鍼灸うえだには 手が痛いとか腫れる 時に使うツボがありまして そこを圧してみるとやはり痛い。そこに吸い玉をすると でるわでるわ大出血サービスです。初回 患者さんは指を動かすと「1回でこんなに症状に変化があるの、少し動かせる」てなことを言われていました。

結局 2月に初来院されて9月まで月2回ペースで来られて先月9月に卒業されました。その間ずっと親指を使う仕事はしなければならず、使いもっての治療でした。

治療の際に 局所(悪いところ)をすることが多いと思うのですが、長年鍼灸をしていると 局所のみの治療では早く、スッキリ良くなることは少ないと思います。局所プラス本命の悪いところにアプローチしていくと早く症状の改善が見込めます。今回のばね指は結構症状がきつかったですが良くなられてよかったです。

(この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています) 

ばね指は治るのか 1

今回のお話は「弾発指」です。曲げた指を広げるときスムーズ動かせず、ばねのような動きをすることから「ばね指」と言われていますね。一度 ばね指になってしまうとなかなか治らない。さて鍼灸で治るのか、請うご期待!

今日にお話は 軽いばね指のお話。40代半ばの女性、4か月前くらいからばね指らしい症状に悩んでいたそうです。(一応鍼灸うえだの患者さんなのですが・・・)

 いつか治る、いつか治ると思っていて時間が経っていったと。今接客業をしているがいずれ物も持てなくなってしまうかもという不安から来院されました。結構こういう患者んって多いんですよね。症状を診て「仕事は続けられますよ、言うとおりにしたらね」と即答。「家で毎日マッサージをしてください。局所はマッサージをしたらいいから。ただマッサージだけでは治らない、なぜなら根本的に悪いところがあります。そこは背中なので自分ではできない。なので たまに鍼灸治療に来てください。」

ばね指2回目の治療。だいぶスムーズに指が動き 指がカックンとはならず痛みのほぼないとのこと。マッサージがうまくいっているようで経過は良いよう。

「身体のどこかが悪いのは悪くなる原因があるから」これが 私の持論です。

辛い毎日を我慢するより一度 鍼灸を試してみたらと思います。

今回は治療内容を説明しにくかったのでほんわか書いてみました。

ばね指は治るのか 2 に続く

 (この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています)