最近あった腰痛治療の話

 今回は 最近経験した腰痛患者さんの治療の話です。印象深かったのでブログに載せました。
その患者さんは常連の患者さんです。腰痛は今まででもあるのですが、腰が痛いといった一般的なものでした。今回は少し違う、腰が痛いのと足が痺れる。両膝の周り以外痺れている。勿論足の裏も・・・。今回は坐骨神経痛などではなく知覚神経が調子悪いんだろうなと上向きで寝て両足を触診する。いきなり「やめてください!」痺れているので触られたくないとのこと。まあ確かに嫌だろうとうつむきの姿勢になってもらう。足に毛布を掛けただけで「痛いから外してください!」オイオイ、こんな感じで治せるの?と自分自身に言い聞かせながら、とりあえず、いつもと同じように0番鍼治療。鍼灸うえだは患者が腰が痛いと言っても全身治療をする。鍼・お椀灸をして 「ハイ一度動いてみてください。」何も変わらない。やっぱり無理だったのね。こんな症状初めてなので一応通常通りしたらどうなるか確認。いつもならこれらの刺激でOKなのに。

 では治療に変化を加えていきます。鍼灸の基本は 施術部位(ツボ)刺激の質(どんな道具を使うか)刺激量(どれくらい刺激するか)の三つです。触診の感じでは刺激の質は 毫鍼(刺す鍼)でいけるはず。施術部位はとりあえず全身治療したものの足の痺れに変化なしなので ツボと刺激量を変えていきましょう。腰、骨盤に鍼を20本打ちました。鍼は0番から2番に変えて刺入震度も深くしました。その中で鍼を刺入していくと鍼先に硬い物が当たる。筋肉だろうとどんどんと鍼を入れていく。なかなか入りませんけど。2.5cmくらい入れると「先生 左足の感じが変わってきた、毛布が当たっても痛いのがマシ。」と患者の反応。よし、思った通りと10分間そのまま放置状態。今回は腰のみに鍼をしています。
鍼を抜いて腰・足の痺れの状態を確認。左足は痺れが10→3に変化。右は10→5とまだ悪い。では横向き寝てもらってもう一度腰に鍼を打つ。鍼を抜いてもう一度 両足の変化を診ると左10→1、右10→2 とのことでした。
 久々の強敵に疲れました。ちなみに治療時間は2時間です。唯々マシになって良かったです。

不妊治療 うまくいきました。

 はり灸の守備範囲は広い。小児から老人、整形外科領域から自律神経失調症までとありとあらゆる症状で患者さんが訪れる。今回は「子供が欲しい」が鍼灸でうまくいくのかがテーマなのです。

 その患者さんは33歳。子供を熱望するもできず、2年間病院の不妊治療に通われたとのこと。薬を飲み続けることに疑問を持ち一旦不妊治療はお休み。その方は鍼灸うえだの患者さんの友人だったので「ウエダ先生、不妊治療もするよ。」という一言で来院。私も流産された患者に鍼灸治療して再度妊娠なんてことはあったけど、不妊の人を一からというのは初めてでした。その患者さん曰く「病院であなたの子宮は冷えてる」と言われた と。じゃあとことん温めてみるみたいなノリで治療は始まりました。
 目的は大きく二つ。一つは患者さん(母になる人)の身体をいい状態にすること。疲れをとり内臓も良く働くようになること。二つ目に子宮を温める。触診しても腰は冷たい。この冷たさを取っていこう。鍼灸うえだでしているいつもの(肩こりを治すとか胃腸を整える)治療を行いプラス腰部(仙骨部)をこれでもかというくらい温める。温めることはお灸、鍼灸うえだオリジナルお椀灸に加えて棒灸。本当に温まるようで帰りはポカポカ。私はわかりませんでしたが、ご主人と一緒に来られた時は見たことがないくらい顔がポカポカ赤かったという証言もあります。患者さんも足を冷やさないという忠告をしっかり守られ見事妊娠されました。初診が8月3日、翌2月1日には妊娠検査薬で陽性だったとのことで6ヵ月で妊娠という驚異的な速さでびっくりしています。1週間か2週間ごとでの来院でした。
 生理があまりにも不規則だったのが段々とマシになったこと、生理になったとしても高温期などなったことがなかったとのことがだんだんと解消し妊娠したそうです。
 鍼灸恐るべし! 子供さん授かって良かったですね。 

脊柱管狭窄症にも刺絡が効く

 前のブログ 「坐骨神経痛は刺絡で治る」に続きまして「脊柱管狭窄症にも刺絡が効く」といったテーマです。
脊柱間狭窄症の方最近多いですよね。手術をした方がいいか?なんてよく相談されました。答えとしては「日常生活に差しさわりが無ければ現状のままで良いのでは」としております。手術でなく鍼やお灸で治るのがベストなんでしょうけど・・・。

 腰痛に刺絡が効くとわかってから、患者さんに納得いただき、刺絡という治療をさせていただきました。その腰痛患者さんの中に脊柱管狭窄症の方がいたのです。私自身脊柱管狭窄症の治療をしてきて「イマイチ治せていない」という気持ちがありました。やはり刺す鍼(毫鍼)を使っています。その時は「楽になった」と云われるものの日数がたてば元通り。腰痛治療で効果を感じた私は脊柱管狭窄症の患者さんにも刺絡をしました。勿論、三稜鍼の痛みもありません。吸玉をするとドロドロした血液が出てきます。それを繰り返していくと患者さんから「腰が、足が痛い」といった言葉は聞かれなくなります。特徴の間欠性跛行もなくなるようです。やはり「刺絡か」といった感じです。脊柱管狭窄症の患者さんはお一人なので絶対というわけではありませんが、以前の私の治療に比べて格段に治療効果が高いといった感じです。この脊柱管狭窄症については追試してきたいと思います。

かゆみをお灸で鎮める

 今回のテーマは「かゆみをお灸で鎮める」です。痛いのは辛いけどかゆみはもっと辛い。どうかなるものならどうかして欲しいと云うかんじですが・・・。これがお灸でマシになるならそれに越したことはありませんよね。そんなお話しです。

 夏の時期、蚊に刺された時どうします?鍼灸師の中では蚊に刺されたときはその部分にお灸するとかゆみが止まるという話があり 実際かゆみが止まります。この話を考慮して・・・。

 85歳の患者さん、女性。肩こりが主訴。最近かゆみがあるとのこと。でも全身にかゆみがでるのではなく上半身にポツポツと2か所くらいにかゆみがでる。かゆみのところは赤く発赤腫脹。以前から話だけは聴いていたが、たまたま今日はグッドタイミングでかゆいらしく、「先生 どうなっているか診て。」とそのかゆい部分を診ることに。確かに赤い、もしかしたらダニに咬まれてる?と思って老眼鏡を持ち出し確認するも咬まれているかんじでもない。誰もが経験したことがあると思うがかゆいと感じるとひたすらかゆい。無性に搔きたくなる。その患者さんもそうだった。「かゆい、かゆい。」とばかりに搔き始める。皮膚から血が出てきそうな勢いだ。
 「先生、原因何?」「いや何って言われましても・・・。」「東洋医学的には 肺 の弱り。肺ってここら辺り(肩甲骨内周辺)凝ってるでしょ。勿論ここらの治療はしますよ。でもかゆいのが止まらないと辛いよね。あのね、かゆいところにお灸するとかゆみが止まったりするんですよ、今からお灸してみる?うまくいったら家でかゆい時もせんねん灸したらいいし・・・。」「じゃあ、お願いします。」お灸をすると「そこにお灸すると気持ちいい!」とご機嫌。かゆみは止まりました。家でもかゆみが出たらせんねん灸でやってね。

 先ほどの話。蚊にお灸は自分でも実証済みなのでそんなにびっくりしないけど、今回は訳わかんないかゆみにもお灸が効きました。お灸恐るべし。勿論かゆみに良く効くツボ 「肩グウ」とういうツボはしっかり鍼と灸をしてあります。
皆さんもかゆみが出たらお試しあれ。

身体が勝手に修復していくこと

今回のテーマは「身体が勝手に修復していく」です。

 31歳、男性。主訴腰痛。学生時代サッカーをしていてその頃から腰痛持ち。ヘルニアがあるがいつも痛い訳でもなく腰が重たい感じ。鍼灸治療をするとその日のうちに腰の重たいのは楽になったそうです、奥さん談。ただそこから・・・。次の日腰が痛くなったそう。エ~と思っていたらその翌日腰は凄く良くなったそうです。
 奥さんが「あれは何だったの?」との質問に「身体が勝手に修復していくんです。最初の鍼灸治療で良くなったんだけど、身体の歪みを身体が勝手に修復していくんです。修復途中は身体に痛みを感じますが、歪みが無くなると痛みが無くなってくるんだと思います。」とお答えしました。
 実はこんな経験初めてではないんです。以前前の職場でやはり腰痛患者さんがずっと来院されていて私の治療後に凄く痛くなったとのこと。でもその後すっかりと痛みが無くなりそのうち来院されなくなりました。自分の治療の後で痛くなったとのこともあり来院のたびに「腰どうですか?」尋ねていましたが、「腰痛」といった言葉は聞かれませんでした。上記で書いたように痛みは身体の歪みからきておりそれが元に戻る、その過程で痛みが発生するものと考えています。この男性の腰痛をもう少し追っていくともっと正確なことがわかるかもしれません。

鍼灸治療してもう痛みのない身体にできれば治療者冥利に尽きますね。日々精進です。

夏場は来なくていいけど冬場はしっかり来てね。

 今回のテーマは「夏場は来なくていいけど冬場はしっかり来てね」がテーマです。この言葉は実際に鍼灸うえだではよく言っている言葉です。誰も彼もではないけど該当する人にはしつこいくらいに言っています。
 その該当する人とは 大師流でいうところの三稜針体質の人、治療で刺絡する人です。大師はり灸療院にいた頃三稜針体質の人は冬場にはよく「肩凝る」とか「腰が痛い」とか頻繁に来院されるのに何故か夏場は少ない。大師流では刺絡をする人は三稜針(皮膚を切る鍼)で皮膚を切りその後吸玉をかける。すると明らかにドロッとした血液やドス黒い血液が出てきます。その後患者は症状が軽減し楽になります。もちろん患者さんの誰にでもできるわけではなく三稜針体質の皮膚の人にだけ有効です。その皮膚鑑別が重要となります。

 今年は3月になっても寒い日が続きましたが、中旬に鍼灸うえだの三稜針患者が来院。いつも月一で肩こりの治療をしている。ついでに頸椎症で右手の指先まで痺れがありこれについては毎回色々と痺れがマシになるよう試させていただいているところ。2月には調子がいいので初めて一か月飛ばして隔月治療をすると決めたばかりのところに急遽治療の予約が入った。「調子良かったのに年に一回の仕事をしたら無茶苦茶肩凝った、右の薬指・小指まで痛い。どうかして~」とのこと。治療は勿論刺絡です。右の肩から肩関節、前腕に加え手の甲 薬指・小指まで痛い。反応点を探しながら治療していく。肩がマシになり肩関節がマシになりだんだんと患者さんの「痛い」が減っていく。どこも三稜針で皮膚を切りながら吸玉をしながらドス黒い血液を抜くと痛みが減っていく。今回は薬指・小指まで痛みがあったので手の甲まで刺絡しました。最終的には「良くなった。」ということで治療を終了したのでした。

 この三稜針体質、刺絡をする人は吸玉をした時にドロッとした血液が出ることが多いです。身体の末端にこんな血液があればそれは痛みも出るでしょうって感じです。冬は夏より血液循環が悪くなる季節、三稜針体質の人には身体の故障が多く出てきます。逆に夏は血液循環も良く(勿論クーラーばかりではそうなりませんが・。)身体の不調も少ないようです。
 だから三稜針体質の人には「夏場は来なくてもいいから、冬にはしっかり治療に来てね。」と言います。
心当たりのある方は気をつけて下さいね。

またまた逆子治療うまくいきました。

 随分と妊婦さんの治療はなかったのですが、先日「逆子をお灸で治してください」と依頼を受けました。久々の治療なのでどうかなと思っていましたが、うまくいきました。

 妊婦さんは8ヶ月目。今回2人目の妊娠で逆子。病院の先生は「もう少ししたら逆子体操しようか。」という感じだそうで妊婦さんの方が「逆子は嫌だ。帝王切開するのもイヤ。」って感じで病院近くの鍼灸院を検索すると鍼灸うえだがヒット。私としては逆子治療が初めてでないので嫌ではないのですが、お母さんの治療成功の期待感が半端ない。今までの治療では比較的1回で治るというケースが多いのでまあいけるかなという感じでした。
 今までの臨床経験に加え今回は大きな味方が・・・。毎年年末にはまた1年治療する中でわからないことも多々あり勉強する為に本を買うんです。今回買った本は鍼灸界の大御所 首藤傳明先生の「首藤傳明症例集」。私の治療法とは全く違うものですが勉強になります。特に逆子については詳しく書いてある。私が使わないツボ「三陰交」で逆子が治るとある。触診の仕方もあり実に本に書いてある通りで今回の治療は結果を見ずとも多分大丈夫だろうと思った逆子治療でした。

 私の妊婦さんの治療はほぼ決まっていて まず鍼は刺さない お灸をする その後棒灸を加える という感じです。逆子治療においては 反応点の鍉鍼で刺激します。鍉鍼が終わればお灸です。背腰部に棒灸をします。腰部特に仙骨部の棒灸が大切です。腰部・仙骨部のお灸や棒灸で赤ちゃんがすごく動き始めます。その後足の至陰穴にお灸をします。(反応があった方だけ)。今回 三陰交穴も入れましたが、至陰穴で反応があった方に三陰交穴でも反応があり妊婦さん自身も同じ押さえ方をしても左右の痛み方が違うと言っていました。そして三陰交穴にもお灸しました。その後お母さんが「蹴られているところが違う気がする。」って感じになったのですが、検診でハッキリとさせようということになり・・。結果 バッチリ逆子が治っていました。すごく期待されているのでその分緊張感。うまくいって良かったです。またやっぱり勉強しておくといざという時は助かると思った症例でした。

すごいぞ パイオネックス

今回のテーマは「すごいぞ パイオネックス」です。パイオネックスというのはセイリン社製の針のことです。針と言っても円皮針といってテープに貼りついた針をツボに貼るだけのことですが・・・。

 12月26日頃でしょうか、年末で患者さんがいつもより多いことと、鍼をするのでそこそこ服を脱いでもらわないといけないので暖房(特にエアコン)を使っているとだんだん治療している自分が逆上せてきた。といっても一人で治療しているので「肩背部は無理だ!」そこで思いついたのがパイオネックス(通称・置き鍼)。自分の足の三里穴にパイオネックスを貼ってとりあえず逆上せがなくなり一心地。それから足の三里穴にパイオネックスを貼っていることすら忘れていました。ふと気付くまで・・・。その間ガスが出るわ出るわ、便通も調子いい。こんなに調子良かったかなと思うくらいでした。ふと気付くと・・、もう年明けて3日くらいになってました。これはよく効いた!と実感。これによってピーンとひらめき。

 実は昨年大腸を手術された患者さんが便通に悩んでいるんです。手術後、急にお腹が痛くなってトイレに行くけどすぐには出ない。それが1日何回も繰り返されるとのこと。正月休み明けにその患者さんは来院。自分の実体験を告げ「治療の最後にパイオネックスを貼りましょう。」と提案。患者さんも快諾し、治療+パイオネックスをしてみました。患者さんのお話だと「治療後4日くらいは今までお腹が痛くなっていたけど痛くなく比較的早く出る。ただそれ以上になるとまた前と同じ症状になる。」とのこと。今までよりはお腹の痛みもましとのこと。これからもパイオネックスを貼ることでお腹のリズムが正常というか以前のようになればしめたものだと思っています。
 この患者さんは1週間に1回ペースで来院なので7日はツボの刺激がだんだんと慣れてきて効目が低下するのではと考えています。今は毎回違う(反応が大きい処)にパイオネックスを貼るようにしています。
治療は継続中ですのでまた患者さんに変化がありましたらこのブログに掲載します。乞うご期待。

新年早々風邪をひきました。風邪の治療について

新年早々に風邪をひいてしまいました。新年明けるとすぐの日曜日には「臨床家育成会」という治せる鍼灸師を育成する会なのですが、それがあります。一応講師ということで教えているのですが、やはり技術を伝えることは難しいことです。日曜日だけではもったいなので前日より泊りがけで時間の許す限り鍼灸実技をしたり日常の問題に答えたりしています。多分お泊りグッズが少なくて寒かったのだと思います。日曜日の夕方より少しずつ悪寒を感じてきて・・・。
 帰宅するとすぐさま下着に貼るカイロを張り付けて(身柱というツボ・腰部4・5腰椎辺り)寝込みました。寝たのが6時30分くらい、目が覚めたのが11時頃。起きた感じではこれでは風邪が治りそうにない、困った。まだ少し寒気がするし、喉も痛い。鍼をするしかないと判断した私は寝ている2階から1階へと移動。喉が痛いのは足の内果の下(照海穴)でいけるけど少しアレンジして内果の斜め後ろに鍼を刺すといきなりマシな感じ。あとは風邪気が取れるように膝の下(足三里穴付近)に鍼を刺す。一人で治療するのだから足か手か頭くらいしかありませんから・・・。翌朝起きてみるとまだ風邪は残っていましたがなんとか。実は1月11日(祝)は仕事だったのです。予約制なのでばっちり予約も入っていて。治療中は鼻水が少し出てきて・・。仕方ないので頭部に鍼して一応止めておこう。線香の煙の刺激で咳が出て「先生大丈夫?」お帰りの際には「お大事に~」と言われ何か変な気分。

薬は飲まずにどこまで鍼灸で試せるか今年も頑張ります。 

温陶灸器、活躍しています。

ホームページでも紹介している「温陶灸器」ですが、最近はなかなかの活躍をみせています。
温陶灸器の便利なところは誰にでも灸頭鍼の温かさ(輻射熱)を感じてもらえることです。灸頭鍼は字のごとく鍼の頭にお灸を置くですが、例えば鍼が深く刺せない(鍼の上にもぐさを置くためある程度深く刺さないと安定しない)鍼に置いたもぐさが気になって治療に専念できない、ある程度太い鍼でないとたわんでしまう などといったことがあります。それを解消できるのが「温陶灸器」です。ただ皮膚との距離は変えられないといったことはありますが、簡便さにおいてはこれほどのものはありません。点灸(もぐさでお灸する)に比べての熱量は格段でありこの時期の冷えを一気にとってくれます。ただ鍼灸師が使っていてまだまだ改良の余地があります。昨日も陶芸家五條氏と打ち合わせをし使い勝手の良いもの、効果の高いものに仕上げている最中です。今年1月から製作に入っていますが完成には至っていません。
この未完成の「温陶灸器」ですが活躍しています。以前ブログでも紹介した「女性の薄毛治療」。温陶灸器の頭に載せるやつです。最近髪の毛のコシがなくなってすぐペシャンコになる60代女性。女性の薄毛良くなりますよというと是非試したいとのこと。といっても温陶灸器頭用を頭に載せてもぐさを置くだけですけど。頭にハンドタオルを置いてその上に温陶灸器を置く。そして患者さんが熱いと思うまで温陶灸器の上にもぐさを燃やす。(ちなみに私の治療院はマンションで煙が出るのが嫌なので炭化艾を使います)4月から5回全身治療と薄毛治療をしたところ先日6回目の時「髪にコシが出てきた、櫛でといているとき違いが判る。」と言われました。確かに髪がペチャンコにはならなくなりました。頭皮に直接お灸する方法もありますが、うまくやらないと髪の毛が少し燃える(少ない資源なのに・・)頭皮にお灸の痕が残る(ドラゴンボールのクリリンほどではないけど)温陶灸器にもぐさを置くだけはやっぱり楽だと思います。
あと先に書きましたが、腰の冷えで調子が悪い患者さんが多いです。点灸もいいですが温陶灸器でじっくり温めるとすごく気持ちが良いそうです。最初温陶灸器を使うことを説明していると大抵「エ~そんな熱いし・・・。」と言われますが実際にやると炭化艾が燃え尽きるまでじっとされています。「気持ちいい~」みたいな。

これだけ日本も暑くなるとクーラーなどで冷やして当然です。でも身体は冷やしすぎると体調を崩すことをお忘れなく。
温陶灸器を使えない人は熱いお風呂に入るのもいいですよ。