眩暈と高血圧の患者さん

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今回のテーマは「眩暈と高血圧の患者さん」というテーマです。

 眩暈もいろいろありますけど、治療のポイントといえば「首」。血圧が高い人の治療にも「首」を使うことがあります。
今回は「首」で・・・。

 患者さん、男性 39歳。眩暈が主症状。立っていたら勿論座っていても眩暈する。病院に行っても異常無しと云われる。鍼灸が効果的ではないかと半信半疑で来院する。はり灸したこと無いから半信半疑当たり前ですけど、なんか変な気分。鍼が痛いわけでもなく、お灸が熱いわけでもなく 無事に初診が終わりました。本人の自覚は無いのですが 首がやたら凝っている。ツボでいえば「上天柱」あたり。治療が終わると なんか軽くなったとのこと。
 次回の来院は1週間後。「先生!眩暈の回数が減りました!小さい眩暈はあるけど大きい眩暈は無かったので助かりました。眩暈が起きたら3時間くらいあったけど、1時間くらいになりました」とのこと。「鍼って効くんですね」と言われ嬉しくなりました。「先生!鍼って血圧にも効くんですか?いつもより血圧が下がっているんですけど・・。」「首が凝っていると血圧も上がりやすくなるんですよ。首や肩の凝りをとっておくと血圧が下がることもあるんです。」その患者さんは家族歴があり家系的にも高いそう。それが治療後に測る血圧が135という数字でびっくりしたらしい。

 眩暈は 平衡感覚に関係する三半規管が一時的に血流が悪くなる 首や肩の凝りが伴うと起こると考えている。今までにも首や肩の凝りをとる治療をすることで眩暈が改善した例は多くある。思うのは凝りを感じない人に限って「眩暈」といった症状が多いように感じる。その患者さんの血圧に関しては家族歴もありずっと下がったままではないので定期的な首・肩の凝りをとることでいい状態に持っていけるかもしれないが、調子が良いのかもう1ヵ月以上来院がないままだ。
そういえば、もう眩暈もないって言ってたし。

今回は ポイントは「首の治療」。眩暈も血圧が高いのにも効果的というお話でした。カルテ見ながら、思い出しながらブログを書いていたら この患者さん だいぶ あいだが空いてる とちょっとショックになりました。

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