今回の症状は「花粉症」です。最近は「花粉症」の方が増えましたね。マスクが市民権を得ましたから花粉症をある程度防げますし、鼻水が出てもわからないし結構便利ですね。「花粉症」は期間限定なので治療すると言うよりはその期間マシな状態でいることを願う患者さんが多いように思います。2月の中旬から3月下旬に杉花粉・その後ヒノキ花粉と立て続け、5月の下旬頃には一応落ち着くよう。なかなか大変な2~5月の間。会社は決算があったり、官庁は年度末であったりと忙しい時期と重なるので皆さんずいぶんつらい思いをされているようです。
現状では「花粉症」にこのツボを使うと良くなるといった勝利の方程式はありません。ただ私の今までの鍼灸人生の中では「肩こり・首のこりをとると花粉症の症状はマシになる」といったことはわかっています。花粉症の治療をしたつもりではないのだけれど「花粉症の症状が軽くなった」と言われます。私は常々「肩こり・特に首のこりは顔の症状に影響しやすい」ということを患者さんに説明しています。つまり肩や首がこっていると顔(目・鼻・口など)の症状が出やすいということ。以前の職場で花粉症の方のほとんどに「花粉症がマシなのはいつ?」という質問をしました。「肩こり(首こり)がマシな時」という答えでした。首や肩のこりがマシであったら花粉症の症状も軽いということなのです。
現在、鍼灸うえだでは「花粉症が治った!」という患者さんがおられます。花粉症の症状は一切出ないそうです。ただ、私の中では何がどう良くなったか理解できていません。良くなったのはいいのだけど、どのツボを使ったからとかこんな治療をしたからといったことがわからないです。現在 良く言われているのが「免疫系に良く効くのが腸内環境」なんて言われていますよね。花粉症が治ったと言われる患者さんは消化器系が弱かったのですが、鍼灸治療のおかげで消化器系が随分と強くなってきていると思います。
現在 鍼灸うえだでは花粉症の治療として 肩や首のこりを少なくすること、消化器系(胃や腸の動きを良くする)を強くする この2点を重要視して治療しています。また「このツボが花粉症に効く」といったツボを探索中です。今年は「花粉症を治して!」と患者さんからの依頼を受けていますので見つけていけたらと思っています。発見したらまたこのブログで報告します。
でも 花粉症の方 一度鍼灸治療を受けてみてください、今までと違うと思われますよ。