だんだんと肌寒くなってきました。そうすると至る所で暖房を入れることになりますが、出てくる症状が「冷えのぼせ」。足元は冷たい、冷えるのに顔はカッカと熱くなり汗まで出てくるという症状ですね。特に女性に多く若い人にもあります。更年期あたりの女性の方は「更年期症状ではないんだけど更年期みたいな症状・・・。」とおっしゃいます。更年期の症状はホットフラッシュ、いつとは無しに身体が熱くなり、汗が出てくるというやつ。冷えのぼせとはちょっと違うかな。暖房の暖気は上に行きやすく下半身が冷えやすいのでこれからの時期は多くなります。女性の方が電車などに乗ったら「顔だけ汗が出て仕方ない。」ということになるわけですね。
大師はり灸療院で患者さんを治療していた時、あることに気が付きました。冷えのぼせを訴える患者さんには共通点があることを。それは足をを冷やしている事。これには患者さん本人が自覚しているケースもありますが本人も気づいていないケースもあります。ポイントは両足の内側。ツボでいうと三陰交(さんいんこう・・内果尖の上方3寸)。この三陰交の辺りが触って冷たければアウト。もう一つはこのブログでよく出てくるお腹のガス。ガスが全体的に多いとかガスがみぞおち辺りに溜まっているとアウト。これらのアウトが2つ揃うと確実に「冷えのぼせ」は起きてきます。
逆にどちらかのアウトを解消すれば「冷えのぼせ」にならないということですよね。ガスについてはなかなか自分ではできませんので、私は患者さんにいつもこう言います。「靴下を履きなさい。そうすれば症状はましになるから。ただし今風の足首までしかない靴下はダメ。足首を完全に覆うやつを履いて。お金もかかんないし。」実際患者さんに言って実行してもらいましたが効果はあると思います。もちろん私の患者さんですから お腹のガスの治療もバッチリやってありますけど。ガスについては一番はウォーキングで内臓を刺激することが良いと思います。歩くと内臓がユサユサと動きますからガスも移動しやすくなります。これまたお金かかりませんけど・・・。あと思うに女性はガスを出すことを我慢する、女性だけではありませんが。アイドルはおならしないというのがありましたが。ガスは出そうなときは出すのが一番です。もちろんいろんなシュチュエーションがあるので絶対とはいいませんよ。でも溜めていいものとわるいものがありますよ。冷えのぼせの方は一度足元を温める(長めの靴下をはく)を実行してみてください。もちろん鍼灸治療も有効です。