鍼や灸は何に効くの?(風邪 編)

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今日は前回に続きまして「鍼や灸は何に効くの?」の第2弾です。今回は「風邪編」です。

前回の打撲患者さんの前に 風邪気味患者さんが来院されていたんです。その話を・・・。

その患者さん いつも腰がだるいが主訴なのですが、2~3日前に風邪をひいた、その後 後頭部や肩甲骨辺りが気になる ということでした。「風邪をひくとその辺りが調子悪くなりますよ。」なんて話になってきまして。

 後頭部に 風池 というツボ 私の感覚では風邪をひくと後頭部が痛くなる辺り。肩甲骨に 風門 というツボ ここは風邪のひき始め 寒気を感じる辺り。二つのツボの共通点は 「風」。東洋医学では「風邪 ふうじゃ」といって邪気のひとつだと言われています。風池 風門 のツボに鍼をすれば良くなるということになります。風門 肩甲骨の辺りは患者さんが寒気を感じるところ、なので鍼もいいですが 灸がもっと効果的です。風門 に灸をすると肩甲骨辺りがシャンとなってきます。患者さん 帰り際に「身体が温まって気持ちよくなった」と言われていました。

ついでに 今年の12月は今のところ温かいですが 来るかクリスマス寒波 年末寒波。風邪のひき始め この風池と風門 というツボで乗り切りましょう。風池は爪楊枝を数本束ねたもので後頭部を突いてください。肩甲骨に寒気を覚えたら ドライヤーで温めましょう。風邪の初期段階であればこれでいけるでしょう。すこし風邪もひどくなれば肩甲骨上部(一番は胸椎3番くらい 身柱というツボ)にカイロを張りましょう。風邪薬を使わず治ることも可能です。 

 風邪の治し方指南になってしましましたが 鍼灸は整形外科領域だけでなく 風邪などにも有効というお話でした。

  (この記事は どこネットと鍼灸うえだ のブログにて公開しています)

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