私事が忙しくしばらくブログをお休みしていました。ごめんなさい。
さて、いつものようにブログにて有益な鍼灸情報をお伝えします!
今回は「便秘」のお話。便秘ってどうしたら良くなるの?よく治療室で訊かれます。「食物繊維も採っているし、最近はヨーグルトも食べてるし、何があかんのやろ?」「いやいや あかんでしょ。」「えー何で?」「それはね、胃や腸といった消化器系の働きが悪いから、そんなん食べたからといって動き良くなる?それらは調子がいい時に食べたりすると効果が出るの。」「うーん じゃあどうしたらよくなるの?」「鍼灸したら良くなるけど、それじゃあ 便秘のたびに来ないとね。鍼灸というのはツボがあってそのツボの効果で色々な症状に効くんですよ。」「じゃあ、やって!」こんな会話はしょっちゅうです。
77歳の女性。いつものように肩こり、腰痛の治療をしていると「2ヵ月あいだが空いていたら便秘になった。困っている。どうかなる?」それで上記のような会話。
使ったツボは 2か所。 ひとつは「足の三里」前にもブログで書いていたようにお腹全体によく効きます。足の三里だけでも効くのですが、それでは心もとない。さらに強力に便が出るようツボを加える。それが「澤田流神門」鍼灸学校の経穴(ツボ)の授業で先生に「クソ神門」と教わった。それからず~と試してみたがそう効き目が良くない。最近また澤田流の本を読み返しているとツボの位置が違うよう。取穴部位を確認してしてみるとすこぶる効き目。なのでその患者さんに足の三里と神門をお灸する。その晩 その患者さんから電話があり、夕方にはすっきり出た とのこと。
よく効きました。自分でツボを刺激するがけでも効果はあると思うので、一度お試しあれ。