鍼灸はいつ効く?

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鍼灸はいつ効く?と聞かれることがあります。治療したら「今でしょ!」となりますが、実際はそうではないようです。私も経験がありますが 治療の最中から「楽になってきました」と言われる方。治療が終わって「どうですか?」と尋ねても[わかりません。」という患者さん。いろいろあります。十人十色やはり個人差があります。以前大師はり灸療院に勤めている時にこんなことがありました。東大阪市から電車で来院する60代女性の方を治療しました。治療後に治療の成果が知りたくて「今どうですか?」と尋ねると「今は訊かんといてちょうだい。だってわからないから、私がわかるのは近鉄八尾駅についてからだから」と言われました。「近鉄八尾駅まではゆっくり歩いて10分くらい。そのころになったら身体が楽になってくるの。これだけしてもらったから多分楽になっている。」と言われました。その時そんなことってあるんだと思いました。私が治療してもらった時はすぐ楽になった感じがわかった、でもそうではない人もいるんだと気づきました。それからはすぐに楽になった感じがわからない方にはしつこく聞かないようにしています。本当にわからないのですから・・・。

でもいつかはわかる時があります。それはいつなのでしょう。患者さんから色々と訊いていると多いのは治療した翌日の朝がよくわかると言われます。昨日と違うと感じるそうです。また痛みなどは治療後少しずつなくなっていくようです。気が付くと痛みが取れていたみたいな感じです。鍼灸うえだからいうと 弱い刺激で十分良く効く人はその場で「楽になりました」と言われることが多いです。強い刺激をする人は「わからない」という方がいます。でも翌日には効果がわかります。あと吸い玉を鍼灸うえだではしますが吸い玉の人は治療直後に「楽になった」と言われます。

私は鍼灸というのは即楽になっていくのだと思っています。ただ身体の反応と感覚が少しずれている人は時間がずれて現れるのだと思います。あと鍼灸というのは治療後も効果が持続すると患者さんが言われます。治療した翌日、次の日とどんどん身体が変わるという方もおられます。鍼灸は面白いというか奥の深いものだと思います。

 

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