体調が悪いのはガスのせい。

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以前のブログ「夜泣きに困っていませんか」で触れましたが、ガスのせいで体調が悪くなることが多いんです。私自身も経験があります。以前会社勤めで営業をしていました。売り上げのこととか仕事の段取りとかいろいろと考えていると、だんだんお腹が張ってくるし(たぶんガスでいっぱいだったのだと思います)身体はしんどくなる。一度上司から「上田君体調悪そうだから医者に行け。」と言われお医者さんに行きましたが別に異常なし、でもしんどいんです。「じゃあ今日はもう休んでおけ。」と無理やり家に帰されてみるとなんか元気に復活する。お腹にガスが溜まっていると身体がしんどい時とそうでない時があるんです。しんどい時というのはしんどいというよりもう虚脱感。イスにも座っていられない、寝てる方が楽という感じ。その時は仕事が嫌いなんじゃないかと本当に自己嫌悪に陥りました。それでも何とか仕事をしているとある日、一人で車で運転しているとガスが大量に出た時がありました。自分ではこれだけ出たら病気じゃない?と思うほど。その後身体がしんどいということは少なくなりました。そのことは一旦忘れていたのですが・・・。

縁あって大師はり灸療院に勤めるとなんと「ガスの話」がちょいちょいと出てくる。そしてお腹をポンポンと叩く腹部打診。これで患者さんのお腹のガスの状態が良くわかる。ああ、自分の体調の悪かったのはこのガスのせいだったんだと納得しました。ガスのせいで身体が悪くなった自分なら患者さんの訴えていることが良くわかるんです。「こんな症状でしょう」と言うと患者さんが「そうそう」とうなずきます。このガスの症状はなった人しかわからない、言葉で表現しにくいんです。頭では仕事をしようと思うのですが身体が付いてこない、別に変ったことはしてないのに、なまけ病にかかったみたい と言われることが多いんです。

鍼灸でそのガスを溜めずに出せるようになります。また消化器系も治療しますのでだんだんとガスが溜りにくい身体をつくることができます。このあたりは小児はりも一緒ですね。お医者さんに行くとお腹にガスが多いということはよく言われるようです。ただガスが身体に影響があるとはあんまり言われないように思います。でも結構ガスが悪さをするんです。自律神経失調症の方もよくガスが溜まっています。今まで診た自律神経失調症の患者さんはお腹のガスが減ってくると体調も良くなっていったように思います。

自分でできること。ウォーキングはいいです。内臓が刺激されるのでガスが出やすくなります。お金もかかりません。ガスが溜まりやすい人は大阪でいう「気にしい」いろいろと先のことを考える人だと思います。私は患者さんに言います、「自分で考えて何かが変わるのなら考えなさい。いくら考えても自分で何とかできないこと、人に委ねるしかないことは考えても無駄、ガスが溜まるだけ。」ちょっとした考え方を変えるだけでもガスが溜まるのは防げたりするものなのです。あてはまる方は実行してみてください。

 

 

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