はり灸はいろんな症状に効く の第2弾です。今回は女性の薄毛編です。若い時はフサフサあった髪の毛もだんだんと少なくなりまたコシもなくなりぺったんこ髪に・・・。いかにも「お年ですね」となりますよね。前回の話同様、患者さんに[気になるところない?」と訊いていると「この髪なんとかならない」という答え。年は40過ぎの女性、髪をセンターで分けていらっしゃる。ずーと同じ髪型なのでセンターの位置も変わることなし。センター付近が何となくさびしいことになりつつという感じでした。以前男性で頭部から髪が戦線離脱していくのを治療しましたがその時はうまくいかず効果なかったことがありますが・・。今回はリベンジで頑張ろうと髪を触るとこれがまたコシがなく力ない、ふわっと感がない。頭皮がぶよぶよでいかにも血液循環が良くない。原因を考えるに首・肩のコリ頭皮に栄養が行かないんでしょうね。以前花王の関連会社にいましたのでその時売っていたのが「サクセス」男性用育毛商品ですがそのシリーズの中に頭皮を刺激するブラシがあったんですよね。そこで閃きました。することは2つ。首肩のコリをとることと頭皮自体に刺激を与えること。その患者さんが来院されると全身治療はもちろんですが首肩のコリをとること、毫鍼という鍼を刺してコリをとっていきます。これはみなさん想像つきますよね。頭皮への刺激これは患者さんのセンター分けの部分にお灸をしました。頭のお灸って結構気持ちがいいんです。治療する側は髪の毛があってやりにくいですが、頭全体があったかくなるとか言われます。お灸の痕も残りませんからいいと思います。これがブラシで刺激するのと一緒の役割。
1週間に一度は来院されていましたのでその度に「薄毛治療」をしていました。毎回チェックを兼ねて頭皮と髪を確認していましたが、明らかに頭皮のぶよぶよ感がなくなり、髪自体が太くなってきました。それは患者さんも気が付いていました。その後も治療しまたがトータルでも10~15回くらいの治療だったと記憶しています。患者さんにも大変喜ばれました。
最近はウィッグ昔でいうかつらも抵抗なく付けたり、また髪に関することでコマーシャルもよく見かけます。自分自身でできることもあるのではとコマーシャルを見るたびに思います。そんな方は行きつけの鍼灸院で一度相談されてはいかがですか。