鍼灸うえだの小児用ベッドです。前の職場は小児はりで有名でしたので子供がひっきりなしに来院していました。鍼灸うえだは現在はまだまだ小児患者さんも少ないですがこれからだと思います。
前の職場でも妊婦さんの施術をよく行いました。鍼灸うえだでも現在4人の妊婦さんが来院されています。妊婦さんはお薬は飲めないし胎児が大きくなるにつれ肩こり腰痛は当たり前のようになります。そしてよく言われるのが「病気じゃないからね。」「病気ではないけどしんどいでしょ」て感じですが。不定愁訴なるものがあちこちにでてくるものです。そこで登場するのが はり灸。安定期までは悪阻の妊婦さんが多いです。鍼灸をすると胃がすっきりとするようでいつも帰りがけは「楽になった」と言われます。臨月近くなると腰痛か背中の痛み、お相撲さんのような歩き方になりますからね。もともと腰痛を持っている妊婦さんは腰痛の症状がキツク現れることが多いです。あと胃腸が圧迫されてくるのでおなかのガスが溜り胸が苦しくなります。これらもはり灸で改善するんです。もうひとつ有名どころで「逆子」の治療。逆子体操もありますが鍼灸という選択肢もあります。足にお灸をすると胎児がひっくり返るんですね。私も施術後1時間で逆子が治ってびっくりしました。帰り際に「みぞおち蹴られた」と言われましたからそうだと思います。
鍼灸うえだでは妊婦さんには鍼は刺しません。それは妊娠していない時にいくら鍼を刺していた方でも刺しません。刺さなくとも有効なツボを使えば体は変化すると考えています。どちらかというとお灸が多くなります。また同時に肩甲骨内や骨盤あたりには棒灸といって全体的に温める治療を加えています。妊婦さんには大変好評です。そうそうお灸はホームページでも紹介していますがお灸の痕が付いたりしません。妊婦さんは胎児がお腹にいる時もしんどいです。臨月の方は「早く出てきて」と言われます。でも出てきたら今度は一切合切の面倒を見ないといけません。出産にどれだけ時間がかかろうと赤ちゃんのミルクの時間には母乳を飲ますよう赤ちゃんを渡されます。出産と同時に育児が始まるのです。いかに元気で出産に臨むかがカギだと思います。
鍼灸うえだの妊婦さんも7月中旬に予定です。元気な赤ちゃんが生まれますことをお祈りします、またお母さんがあんまりしんどくなりませんように。