寒い冬は神経痛になる

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明けましておめでとうございます。と言ってももう15日ですが・・・。(随分遅い)今年も元気に鍼灸の良さを発信していきます。

我が家の近年の初詣は干支にちなんだ神社仏閣を巡ることにしてあります。昨年は午年で京都の藤森神社、今年は羊年で京都の法輪寺(虚空蔵法輪寺  嵐山)に行きました。着いて間もなく雪がチラチラ、天気予報はよく当たるなあと思っていたら近くの渡月橋を渡る頃には横殴りの吹雪に。ぼたん雪でみるみる間に10㎝、15㎝と積もっていきました。関西で初めて見る雪の積もり方でびっくりしました。ちなみに実家の山口では当たり前ですけど・・。やっぱり京都は寒いと思ったお正月でした。

昨年の12月くらいからぐっと寒くなり鍼灸うえだでも神経痛の方の来院が増えました。今までそこまで感じなかった痛みがよくわかるようになったと患者さんが言われていました。中でも多かったのは坐骨神経痛です。坐骨神経痛というのはお尻から足の横や後ろ側に現れる痛みや痺れの症状を言うそうです。この痛みがすごく痛い。もう「痛い」としか言わない患者さんもいるくらいです。この痛みをどうかしようと日々頑張っているのですが・・・。

今までの坐骨神経痛の治療としては一番の根元である腰の治療とお尻・足の痛みの走行に鍼やお灸をします。経過はだんだんには良くなっていきますがもう少し早く良くなって欲しい。そこで灸頭鍼 そう鍼の上にもぐさを乗っけて燃やすというやつです。ただ灸頭鍼はもぐさを安定する為にどうしても鍼が深くなってしまうので椀灸(お椀の形で中に灸頭鍼のもぐさを入れて燃やす、中は穴が開いていて輻射熱はちゃんと効きます。触診して左右差があり冷たい部位に椀灸で温める。これが結構効果的。来院時は「痛い、痛い」と言っていた患者さんも終わる頃には「あっマシ」と声を上げます。神経痛は温めた方が気持ち良かったり痛みがとれたりするのでこの椀灸は良くききます。またもうベッドで下向きにもなれない患者さんは横向き。その時は棒灸を使います。鍼灸うえだでは棒灸は患者さんに古いバスタオルを置いてその上から棒灸を押し当てます。程よい暑さで気持ち良い。身体が傾いているので椀灸が使えないので棒灸を使う。現在この棒灸も人気です。

表題のとおり寒い日は神経痛が良く現れます。ご自宅の場合はお風呂で温まる、使い捨てカイロを貼るといった寒さ対策が痛みを緩和します。これから本格的な冬 20日は大寒 寒くなります。くれぐれも気を付けてください。

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